東日本大震災被災者からの警鐘

あの日、大震災を福島県で被災した私の経験と事実を、再び起こるであろう大震災に備えて発信していくブログです。

はじめに

はじめまして。

 

私は東京生まれ、福島で5年くらい生活をして被災、実家に避難してきて7年目の平成5年生まれ25歳です。

当時福島県いわき市在住の高校2年生でした。

父親の仕事関連でそこに住んでいました。

 

いわき市原発被害以外であまり話題に上がらなかったように思います。

最大震度も6強、福島原発からも少し距離があり、逃げようと思えば茨城県にすぐ接続可能で、津波も街を飲み込むほどではない。

そんな中途半端な印象をよく耳にしていました。

 

ですが、あの日あの場にいて経験した出来事は、そんなに簡単なことではなく、一歩間違えばいまここで文字を打つこともできなかった、そういうレベルのものでした。

 

あれから7年余りが経過して、私も周囲も危機感が薄れつつあると感じます。

 

震災後に私が友人から、その経験を大勢の前でスピーチしてくれないかと依頼されたことがあります。

その時は様々な葛藤からそうすることができませんでした。

ですが、いつまでも自分の中だけで大事にしまっていてもなんの役にも立たない気がしてきました。

思い出したくないことや、知られたくないこと、馬鹿にされるだろうなと思っていたことなどたくさんあります。

こういった匿名性の高いブログだからこそ言えることもあります。

 

そういった内容を実体験を元に、できるだけ当時を思い出しながら真実のみで発信していきたいと思います。